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2016年07月18日

ては特に気になるところ





3時に塾を訪ねた。塾は先生の自宅である。駐車場が分からないので呼び鈴を押すと先生が顔を出した。「車を停めたら、2階に上がってきてください」と言い、挨拶をする隙もない。建物の脇に車を停め、中に入らせてもらった。改めて挨拶を済ませ、塾のあらましの説明を受けた。時間帯のこと、会費のこと、道具のこと、会誌のことなどである。説明を聞いている横で生徒と思われる女性が一人、練習をしていた。私が目をやったのを見て先生が「いつもはもう少し居るのですが……」と言っている。一人しかいないので私が不安に思ったかも知れないと考えたようである。生徒の数が気になるのは先生としては当然であるが、私としではない。俳句の会もそうだったように生徒よりも先生である。いい先生ならそれで充分である。
「えーと、どうしますか?入会でいいですか」と聞いてきた。
「はい、お願いします」
同じようなシーンを思い出していた。倫理法人会入会の時である。初めて行った日に入会の意思を問われ、「はい、お願いします」と言うと周りの人が「おー!」と驚いたような声を上げたのである。入会することを決めて行ったのだから当然なのだが、普通は少し考える所なのかも知れない。
「では、この用紙に必要事項を記入してください。それから、入会金と月謝と会誌代で〇〇になります。それと筆は小筆と大筆で〇〇になります。今日、大丈夫ですか?」
なるほど、会って10分も経たないうちの現金授受である。気が引けるところかも知れない。これは事務的に済ませるしかないのだが、人柄の現れるところでもある。
「どうしますか、今日は練習していきますか?」と言う。もちろん、やっていくことにした。会誌を開いて、「今月の題があるので、それを書いてもらいます」と言う。先生が目の前で手本を書いてくれた。私の名前も添えてくれた。「名前は小筆ではなく、太い筆で書いてください」と言う。筆遣いの練習ということなのだろうか。
空いている席に座って書き始めると、次々と生徒が入ってきた。一々、挨拶をする。
「今日から入会しました日向と申します。よろしくお願いします」  


Posted by denglikes@outlook.com at 18:36Comments(0)
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